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WORKSHOP | chart project

多摩美術大学「CHARTワークショップ」社会課題グラフから作品をつくる

2023.4.24

 

「八王子芸術祭」プレイベントとして多摩美術大学情報デザイン学科の学生が作品を制作

 

 

4月24日、八王子市にある多摩美術大学で、八王子芸術祭のプレイベントとして「chart project®」のワークショップを実施した。

多摩美術大学学生がchart project®のチャート作品を制作し、八王子市内に展示を行うことで、学生と八王子市民双方の八王子芸術祭への関心を高めてもらうという目的である。

ワークショップ当日、多摩美術大学101教室に、情報デザイン学科3年の学生30名が三々五々集まった。

 

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はじめに、八王子市学園都市文化ふれあい財団の米倉様より「八王子市は地域が広い。その場所ごとに特色があるので、アートの力を通じて再発見したい」という「八王子芸術祭」のコンセプトについて説明をいただいた。
その後、「社会課題のグラフをアートにする」chart project®についてこくぼより紹介。
今回の作品テーマの「緑被率」については、八王子市役所環境保全課の職員より、八王子市のプロフィールとともに詳しく紹介された。
八王子市内では、高尾地区は緑被率が高く、中央部は低い。緑被率の差があるが、緑が少ないから必ずしも悪いと言うことではなく、緑の有りようについて考えてもらうきっかけにしてほしいといった作品のルールについても説明された。

 

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インスピレーショントークを経てクリエイティブが加速する

 

説明後、学生たちは、教室後方に用意された様々な素材を興味深そうに触ったり、素材の使い心地を楽しんだり、対話したり。また過去のchart project®の作品を熱心に見て回るなど、各々が自由に作品の構成を練り上げていった。

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各々素材を持ち寄り、1時間という時間を切って作品制作に入る。
早速パソコンに向かって何やらペンを走らせている学生、うーんと時間ギリギリまで考え込む学生、相談し合う学生。スマホを使って調べたり、持つものもペンだけではなく、はさみ、パソコン、布、さまざまで、握ったり、こねたり、曲げたり。

 

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八王子市の地図を見ながら「ここも八王子なの?」などといった気づきやつぶやきなども聞かれた。地方からきている学生も多く、八王子市についてはこのプロジェクトをきっかけにして知ることも多いのだろう。

学生たちが熱心に取り組んでいるため、時間を伸ばして制作時間は100分とした。

紙の上の2次元の作品に終わることなく、チャートのグラフから音楽を作ったり、立体的な作品を作る学生もいて美大生の柔軟な感性、表現の多様性に驚かされた

 

 

作品を自分の言葉で語り、発表を聞くことでまた新たな発見が生まれる 

 

 40分間の間に20以上もの作品が完成し、制作終了の合図とともに、各自が作った作品を八王子の地図の上に配置していく。 

 

100分後に、学生たちが一人ずつ自分の作品を発表した。chart project®が重視しているグラフとの出会いやグラフ提供者の話からどのようなインスピレーションを受けたのか。そのインスピレーションからどのように作品を創り上げていったのか。一人ひとりの学生が、自分の言葉で、自分のペースで、自分のスタイルで発表をし、その発表から聞いている自分との違いや共通点を見つけていく。

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学生たちは、100分という限られた時間の中で、八王子の地理や緑被率の背景などを自主的に調べる様子も見られた。さらにブラッシュアップしていく過程で、八王子市や緑被率について深く思考されていくことが期待される。また、秋の芸術祭で作品が展示されることで、多くの人にメッセージが伝えられる。それこそがこのプロジェクトの醍醐味なのだと手ごたえを感じているようだった。

 
ワークショップの感想を学生たちに聞いてみると


「とても楽しかった。グラフって『正確に伝えなくてはいけない』という堅苦しいイメージがありましたが、絵で伝えられるのが楽しかった。これでいいんだな、伝わるなと思えました」


「毎回の授業では、一週間後に課題を出すとか、1学期中に作るといった長いスパンでやる課題が多かったので、短時間でできたのがおもしろかったです」


「おもちゃにすると子どもも楽しめるかなと思いました」

 

と一様に笑顔で答えてくれ、満足した様子が見られた。

 

また、ワークショップが終わった後もスタッフに質問が次々と寄せられ、学生たちの関心の高さがうかがえ、有意義なプレイベントとなった。

 

◼️八王子芸術祭 プレイベント『CHARTワークショップ』 概要

2023年9~10月に高尾・恩方地域を拠点として開催予定の八王子芸術祭のプレイベントとして、多摩美術大学でワークショップを開催。多摩美術大学情報デザイン学科3年の学生約30名が作品制作を行った。

 

グラフ提供:八王子市 

 

日時 2023年4月24日(月)13:00~15:00
主催

公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団 

会場

多摩美術大学

 

Partner:公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団

 

撮影:堀篭 宏幸 編集:宗像 陽子

その他のワークショップ

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「みんなでつくろう!みどりいっぱいの八王子の地図」at八王子市立浅川小学校

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「せかいをめぐるchart project®ワークショップ」at東武ワールドスクウェア

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日光市「グラフに絵をかいてみよう!」atイオン今市店